今年も残すところ、あと1日となりました。
毎年大晦日発表の「今年読んだ本ベスト10」
今年は総読書数は330冊。
さらに豊作が多くて、
好き度5(最高点)をつけた本が9冊
好き度4.5(次点)をつけた本は30冊
ということで、10冊選ぶのは至難の業なので今年は
「今年読んだ本ベスト5」
そして、それからあぶれた本の中なか部門ベストを選ぶことにします。
※荻原規子は別格なので、今年から殿堂入り扱いにします
まず「今年読んだ本ベスト5」
1.フリーター、家を買う。(有川浩)
2.獣の奏者 探求編/完結編(上橋菜穂子)
3.きりこについて(西加奈子)
4.キネマの神様(原田マハ)
5.BOX!(百田尚樹)
今年は考えさせられる本が多かったです。
5位の『BOX!』だけは本格ボクシング小説でスポ根エンターテイメント作ですが、1~4位はそれぞれメッセージ性が強く、どれを1位にするかは悩みましたが、自分の状況と非常にマッチしていたのと、メッセージを一番ストレートな形で書いたのが『フリーター、家を買う。』だったと思ったので、これを選ばせてもらいました。
2位の『獣の奏者』もファンタジーという媒体を使いながら、平和や今の情勢なんかに訴えかけている本で、子どもだけでなく大人にも是非読んでもらって、いろいろと考えて欲しいと思います。
『きりこについて』はユーモアのある文体だけどテーマは意外と深く、「美」や「自己とは」といったことを考えさせられます。
『キネマの神様』は映画をテーマにしたハートウォーミングストーリー。読後とても暖かい気持ちになります。
次は各部門ベスト
◎ベスト・オブ・青春小説
『少年少女飛行倶楽部』(加納朋子)※好き度5
◎ベスト・オブ・ファンタジー小説
『夏休みは、銀河!』(岩本隆雄)
◎ベスト・オブ・恋愛小説
『左京区七夕通東入ル』(瀧羽麻子)
『さみしいうさぎ』(飯田雪子)※好き度5
『恋愛嫌い』(平安寿子)※好き度5
↑敢えて「恋愛小説部門」に入れてみた
◎ベスト・オブ・新人作家
『少女たちの羅針盤』(水生大海)
『魚神』(千早茜)
◎ベスト・オブ・大河小説
『テンペスト』(池永永一)
『芙蓉千里』(須賀しのぶ)
◎ベスト・オブ・短編集
『朝のこどもの玩具箱』(あさのあつこ)
◎ベスト・オブ・ミステリー小説
『新参者』(東野圭吾)
◎ベスト・オブ・青春ミステリ小説
『退出ゲーム』(初野晴)
◎ベスト・オブ・ライトノベル
『偽物語 下』(西尾維新)
今年掘り出し物だったのは新人の水生大海さん、千早茜さんと、初読だった飯田雪子さん、須賀しのぶさん、岩本隆雄さん。今後も追いかけたいです。
来年は社会人になるので、年間300冊越えとかはもう無理だと思いますが、素敵な本にたくさん出会いたいです。
では、みなさん、よいお年を!
以下に選からもれた好き度4.5の作品名を羅列
「賢者の贈り物」(石持浅海)
「ファミリー・ポートレイト」(桜庭一樹)
「1/2の騎士」(初野晴)
「雪屋のロッスさん」(いしいしんじ)
「秋期限定栗きんとん事件」(米澤穂信)
「ギフト」(日明恩)
「鳥籠荘の今日も眠たい住民たち6」(壁井ユカコ)
「三匹のおっさん」(有川浩)
「魚神」(千早茜)
「東京夜話」(いしいしんじ)
「十四歳の情景」(斉樹真琴)
「かもめ幼稚園」(黒野伸一)
「さいはての彼女」(原田マハ)
「贖罪」(湊かなえ)
「厭な小説」(京極夏彦)
「刻まれない明日」(三崎亜記)
「世界がぼくを笑っても」(笹生陽子)
「イオニアの風」(光原百合)
「恋衣 とはずがたり」(奥山景布子)
「アシンメトリー」(飛鳥井千砂)
「葛野盛衰記」(森谷明子)
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