Q04. 徹夜して読んだ、おもしろかった本を2冊教えてください。
完徹することは滅多にないですが、気づいたら3時だった、4時だったということはしょっちゅうです。
その1
『
スロウハイツの神様』(辻村深月)
辻村作品の中でもかなり好きな部類に入る作品です。
子どもたち~や冷たい校舎~とは違って、心にじんわりと染み込むような感動。
この絵を描くために、「チヨダ・コーキは死にたかった」の章を中心に読み返したのですが、もう切なくて切なくて、また泣きそうになりました。
相変わらず、さりげなく貼られた伏線が見事です!(さすがに、癖が分かってきたので、天使ちゃんの正体は一番はじめの段階で分かってしまいましたが)
天使ちゃんとコウちゃんは、きっと一生、お互いに自分が相手のためにしたことを話さないんだろうなと思うと、切なくも温かい気持ちになります。
人って、本当に大切な人のためなら、見返りを求めずに、頑張り続けることができるんだな、と感じました。
にしても、辻村さんの本は、核心に触れずに感想を言い切る事ができないのがもどかしいです。
「とにかく、まず、読んでみて下さい」
この一言に尽きます。
(書簡にあげてませんが、そのうち追加したいです)
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