就職活動をしている最中は、愚痴っぽくなってしまうことを恐れて日記には一切書いてきませんでしたが(そのせいで日記に書くネタがなく、3ヶ月に1ぺんとかそういう更新頻度になってました)、無事終了したことですし、ちょこっと書いてみようかなと思います。
もし、今後公務員を考えている人は参考にならないと思いますが、参考にしてみて下さい。(長くなるので隠します)
私はもう随分早くに「公務員1本」と決めていたので、いわゆる世間一般でよく聞く「毎日スーツで説明会」「エントリーシートのノルマは1日5枚」「100社以上に足を運ぶ」「就活費用で大学4年間のアルバイトで貯めた貯金を使い果たす」なんてことはまったくなく、比較的のほほんとしていたと思います。
というか、上に例に挙げたようなことを自分ができるとは思えなかったから公務員を選んだんですけど。
ただ、去年は完全に就活をなめていたとしかいえません。
なんせ、滑り止めは一切受けず、本命の地元自治体1発勝負。
大学受験の時も同じことをしましたが、大学は奇跡的に受かったからよかったですが、就職はそんなに甘くありませんでした。筆記は通りましたが1次面接で落選。
そもそも、去年は修了(卒業)すら危ぶまれていたので、就活にはあんまり本気じゃなかったという部分もあります。
で、今年。
去年の反省をいかして、地元自治体以外に国立大学法人も受験することを決意。その後、最終合格までの流れは以下のようでした。
5月:国立大学法人、筆記試験(合格)
6月:地元自治体、筆記試験(合格)
7月:国立大学法人(母校)集団面接(落選)
地元自治体、1次面接(落選)
9月:国立大学法人、追加募集、集団面接(落選)
:地元近隣市(仮に☆市とします)筆記試験(合格)
10月:☆市、集団面接(合格)
11月:☆市、二次個人面接(合格)
12月:☆市、最終面接(合格)
で、最終的に☆市に決まったわけです。
多分、私の例は幸運なパターンだと思います。
普通、公務員を目指す人はこれプラス「国家2種」「裁判所事務官」「警察官」あたりも受けてますし、国立大もハードスケジュールを覚悟すれば6校くらいは受けられますし、市町村もあと2,3個受けるのが普通だと思います。
ただ、私はそんなにバイタリティがないのと、嘘八百が苦手、顔に出る、という自分の性格から考えて、志望動機がほとんどないところは受けたところで受かるトークができるとはとうてい思えず、本心自分が「働きたい」と思うところだけにしぼって受けました。
多分、それが私の場合はいい方に働いたのだと思います。
もう、これでもかってくらい☆市を持ち上げまくって、☆市で働きたいことをアピールしましたから。
それが、落選してきたほかのところの面接試験と、私自身が意識的に変えたところです。
集団面接は他の人の話も聞けるのでとても勉強になります。
私は集団を計3回受けましたが、それをもとに感じたことを書いてみたいと思います。
これは公務員に限りませんが、面接試験でのアピールの仕方としては2通りあると思います。
◎1つは「自分がいかにその市(企業)にとって有益な人材であるかアピールする」ようは「自分自身」を売り込む方法ですね。
「自分はこんな体験をしてきた。それをこんな風に活かせる」
「自分はこんな性格だからこの職業には向いている」
自分に自信があり、かつ、よっぽど個性的な経験などを積んでいる場合は有効だと思いますが、普通に部活を頑張ってきたから根性がある、とか誰にでもいえそうなことだと、こちらが思っているほど面接官への印象はないと思います。
というか、大体みんな同じようなことしか言わないので、面接官は受験者が言うそういう自己アピールは右から左に聞き流して、言葉の端々から無意識に飛び出す「本音」をかぎ取っているのだと思います。
◎もう1つは「自分はどれほどその市(企業)に惚れているかアピールする」つまり「志望動機」の積極アピール。
志望動機が明確ならかなり有効。とにかく具体的に切実に訴えかけます。「こうこうこういう理由で、ここじゃなきゃダメなんです!」と。
どうせ大して差のない受験者たちなんです。雇うならより自市(自社)を愛してくれている人をとりたいと思うものなのでしょう。
ただ、集団面接を受けていて気をつけなければと思ったのは、志望動機を直接聞いてくる質問では、みなさん積極アピールしているのですが、ちょっと角度を変えた質問で揺さぶりをかけてくることがあるのですよ。
ほんの1例ですが、実際私が集団面接で聞かれた質問と受験者の答えを紹介。
Q「みなさん、我が市のよい点をたくさん上げて下さいましたが、我が市以外に、あなたが魅力的だと感じる街はありますか?またそれはどんなところですか?」
A「(となりの)S市です。広報などもカラーで綺麗にまとめられていてよいと思います」
B「(となりの)K市です。父がK市の職員で、父から話を聞いているかぎり市民のことを考えたよい市だと思います」
C「同じくS市です。大都市でありがながら緑がたくさんあって綺麗です」
D「京都市です。北海道は新しい街ですが、それとは反対に京都は歴史ある街としてよいものを守っていこうという姿勢がこれからの北海道のお手本にもなると思います」
さて、私はどれでしょう?
答えはDです。
この質問、私は聞いたとたんに「これは近隣の市の名前を挙げたらアウトな質問だ!」と判断しました。
なぜか。当然です。近隣の市を「よい街」と褒め称えられたら、面接官はどう思うでしょう?
「じゃあ、なんでそっちを受けねえんだよ」
と思うと思いません?
こうやって隠れた本音を引き出そうとするのが面接試験です。
何を聞かれても、「私はここしか行きたくない。何が何でもここで働きたい。ここじゃなきゃダメ」と自分自身に言い聞かせる。
多分、最終合格をもらえたのはそのおかげだったんじゃないかと、自分自身では分析しています。(見当違いかもしれませんが)
あくまで私の体験談ですので、誰にでも当てはまりはしませんが、ちょっと頭の片隅にでもおいてくれれば役に立つかもしれません。
本当に、今の就職難は大変ですよね…。
私の友人も、来年公務員を受けるために今頑張ってます。明日彼女に私のテキストを贈呈するついでにちょいと体験談でもしてきてあげようかと思ってます。
さらに、一般企業の場合だと、公務員とはまた違った苦労もあるんだろうなと思います。(就活しているネット友達のブログなんか読んでると本当に大変そう…)
でも、今回就活を乗り越えてみて思ったのは、人生に無駄な経験なんて何一つない、ということです。
いったい何が将来役に立つか分かりません。
実際、私が中学生のころにやっていたお遊びの延長のようなボランティア活動が、こんなに就職の際アピールポイントになるとは思っていませんでした。
最近読んだ『
フリーター、家を買う』(有川浩)、これはこれから就活する人間には必読本だと思います。
私自身、ちょうど集団面接の直前に読んだのですが、参考になったどころの話ではありませんでした。
もしかしたら、高校生くらいのうちに読んでおくのもいいかもしれません。
今現在働いている、という人も、仕事について見つめ直すよいきっかけになると思います。
どなたさまにもおすすめの一冊、『フリーター、家を買う』。是非是非ご一読を!
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COMMENT
無題
すみません~
無題
素敵な夢です!
実は昔、私の同級生にも目指している子がいました。
当時は今のようなお笑いブームではなく、すごく新鮮だったのを覚えてます。
彼らは小学校時代から林間学校や6年生を送る会などでライブをしたり、本気でプロになろうと頑張っていて、私も陰ながら応援していたのですが、中学生になって、コンビの片割れ(ボケ)に彼女ができたあたりから、思春期の色気が出てきてしまったのでしょうかね…ツッコミの方は夢を諦めてなかったようですが、ボケの方がそんな調子で結局今はどうしているのやら…という感じです。
どんな世界でもお金を稼ぐからには厳しいのは一緒です。公務員だってサラリーマンだって厳しい世界です。
そんな中で本気でやりたいことを貫けるか、最後はそこなんじゃないかな、と思います。
もぼさんはまだ若いですから、いろんな可能性があると思います。厳しくても、それが好きで貫きたい意志があるのなら、頑張ってみてください。
結果として別の道に進むことになったとしても、その経験は決して無駄にはならないですよ(と、偉そうに言ってみます/笑)
ではでは、チョコミミ絵も、何かいい構図が思いつきましたら描いてみますねv
お疲れさま(^^)
就職先決まったみたいで、おめでとーー><☆★
本当に良かったね!!
公務員は、女性としては働きやすい環境だろうねv
私は再来年の就職に向けて、今まさに頑張ってマス♪♪
私は公務員志望じゃないけど、さんちゃんの面接例は参考になりました☆
確かに、面接官の着眼点はソコなのかもって。
それは一般企業の場合でも十分考えられることだよね。。
…最近、やっぱり色んな人の話を聞くのって大事だなぁと思います。
自分の頭の中だけだと、考えが固まっちゃうし、、
さんちゃんのオススメ本『フリーター、家を買う』、早速買ってみるよーーv
では、また来まーす(^^)
ありがとうございますー!
はい、一足お先に就職決まりました!
今年は女性の合格者が多いようで、それも嬉しいかぎりなのですよv申し込み段階ではどうしても男性優位なのかな…と不安に思ってたのでv
実を言うと、今回の記事、リンちゃんのブログを読んで少しでも力になれたらなーと遠回しなエールのつもりで書きました!読んでもらえてよかった(^^)
去年はじめて受けた面接はホントに自分で振り返ってみてもボロボロのぐだぐだでした。
まさに自分の頭の中だけで…というヤツです。先輩のお話は、いい例悪い例、役に立たないものはないです!
そういう意味で『フリーター、家を買う。』は本当にオススメ!
就活に関係なく、物語としてもおもしろいけど、就活してる人間には目から鱗!な話や、身につまされて恥ずかしくなる話も盛りだくさん。
履歴書の書き方なんかも参考になったよ。
多分、買って損にはならないと思う。(私も来年就活始める妹のために購入予定)
ではでは、本当に本当に本当に、頑張ってね!
大変だけど、いい人生経験だと思います、就活は!
リンちゃんも目指せ希望の就職先内定!ですね。ガンバ!